ギフテッドなのに「勉強」が苦手?「非同期発達」という視点から考える
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そんなコラムを発信しています。
本記事では、
ギフテッドの子どもたちに見られる「できる・できない」の差や、非同期発達について、
Co-Ring内のお子さまを対象としたメンター家庭教師ringOスクールで実際にいただくご相談内容をもとに、インタビュー形式でお届けしていきます。
肩の力を抜いて、気軽に読んでみてください◎
よくある相談|「できるはずなのに、なぜできないの?」
「知的欲求や思考力はとても強いのに、<勉強>になると、なかなか結果につながらないんです。
こうしたご相談はとても多いです。“知的能力が高い=勉強ができる”と思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。知的能力とは別の部分で、困り感や課題が生じていることも少なくないんです。
- 「頭ではわかっているのに、テストになると全然できない」
- 「理解しているのに、小さなミスがとても多い」
- 「できることと、できないことの差が大きい」
そんな悩みを抱えるご家庭は少なくありません。
「ギフテッド=勉強ができる」
というイメージがありますが、実際にはそう単純ではありません。
今回は、実際の現場での関わりをもとに、
その背景にある“非同期発達”という視点と、関わり方について整理していきます。
なぜ?ギフテッドの子が「勉強」が苦手な理由
具体的にはどういったケースがこれまでにありましたか?
考えることが大好きで、好きなものはどんどん調べて学ぶ、というCさんの親御さんからご相談を受けたことがありました。一方で、テストではなかなか結果が出なかったり、小さなミスが多かったり。 “勉強”という形では、決して“よくできる”とは言えない状況だったんです。
なぜそういった状況が生じていたのでしょうか
関わりを深めていく中で、“書くことへの苦手さ”が見えてきました。“理解する力”はとても高い。でも、“書く”“整理する”“形にする”といった部分では、別の難しさを抱えているようでした。
こうした特性は多くのギフテッドのお子さんに観られるものなのでしょうか?
はい。表出の仕方はさまざまですが、ギフテッドの子どもたちには、こうした“できる・できない”の差が大きく見られることがあります。こうしたアンバランスさの背景には、“非同期発達”という特性が関係している場合があります。
非同期発達とは、発達が全体的に同じペースで進むのではなく、領域ごとに大きな差が生じる状態のことを指します。
例えば、
- 思考力や理解力は非常に高い
- 強い知的好奇心を持っている
- 大人のような会話をする
一方で、
- 書くことが苦手
- 整理整頓が難しい
- 感情のコントロールに苦労する
- ケアレスミスが多い
といった姿が見られることもあります。
非同期発達への対処法
非同期発達には、どう関わっていくのがよいのでしょうか?
まずは、“今どこに困り感があるのか”を整理していくことが大切です。ringOスクールでは、得意・苦手を一緒に整理し、
① 得意なことを、より伸び伸びと行える方法を考える
② 苦手なことを、練習や代替手段でカバーしていく方法を考える
という2つの視点を大切にしています。
具体的に、ringOスクールではCさんとどのように関わっていったのでしょうか?
Cさんの場合、“書くことが苦手”という背景には、
① 自分に合った漢字の覚え方をまだ体得できていなかったこと
② 書くスピードが、思考のスピードに追いついていなかったこと
の2つが大きく関係していることがわかってきました。
そこで、
① に対しては、Cさんの“視覚優位”の特性を活かし、漢字をパーツごとに分解して認識していく練習
② に対しては、代筆やタブレット端末の活用
などを取り入れていきました。
Cさんに変化はありましたか?
一番大きかったのは、“書くことへの抵抗感”が減ったことだと思います。もちろん、今でも苦手さ自体がなくなったわけではありません。
ただ、“どうすれば自分が楽に取り組めるのか”、“どんな方法が自分に合っているのか”という自己理解が深まったことで、以前ほど強い拒否感を抱かずに、自分なりの方法を選択できるようになっていきました。結果として、課題になっていた部分にも、少しずつ改善が見られるようになっています。
ご家庭でできる関わり方
家庭でもできる関わり方はあるのでしょうか?
あります。そして、これは一番大切なことだと思うのですが、“一緒に考えてあげること”です。
子ども自身も、“できること”と“できないこと”のアンバランスさの中で、苦しんでいることが少なくありません。
だからこそ、“なぜできないの?”と責めるのではなく、「どこで困っているのか」「何がやりづらいのか」「どうすれば少し楽になるのか」を、一緒に考え整理していってあげることが大切です。
子どもにとって、親とは「わかってほしい」存在です。
親が「自分を理解しようとしてくれている」という実感は、子どもにとって大きな安心につながります。
まず第一に、そういった安心を大きくしてあげることが何においても大切となります。
まとめ|「勉強が苦手」に見える背景を理解する
- 「理解しているのにできない」
- 「好きなことには夢中なのに、勉強になるとうまくいかない」
そんな姿の背景には、“やる気”だけでは説明できない、非同期発達によるアンバランスさが隠れていることがあります。
だからこそ、
「できるのに、なぜ?」と責めるのではなく、
- どこに困り感があるのか
- 何が負担になっているのか
- どんな方法なら力を発揮しやすいのか
を、一緒に整理していくことが大切なのかもしれません。
また、こうした悩みを、家庭だけで抱え込む必要はありません。子どもの特性や困り感を、一緒に整理してくれる“外の居場所”や“信頼できる大人”の存在が、子ども自身の安心感につながることもあります。
ringOスクールでは、「勉強ができるようにする」だけではなく、
- その子が何に困っているのか
- どんな学び方が合うのか
- どんな環境なら安心できるのか
を、一緒に整理していくことを大切にしています。
「少し話を聞いてみたい」と感じられた方は、こちらからお問い合わせください。
「いきなり利用するのは不安…」という方もいらっしゃると思います。初回は無料でご相談いただけますので、保護者の方の発散の場として、お気軽に悩みを話しに来てください◎


